リヴァプール 対シティ戦レビュー(パッキング・レートカウントあり)

 皆さんこんにちは、ryuです。

 

あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いいたします。

年末に体調を崩しましてあまり出歩くこともせず、家でのんびりとしておりました。

 

そんな中プレミアリーグの大一番をレビューしたいと思います。

 

プレミアリーグ第21節

マンチェスターシティ VS リヴァプール

@エティハドスタジアム

 

我らがレッズは30年ぶりのリーグ優勝へ向けここまで無敗で順調に勝ち星を積み重ね、シティとのアウェーの大一番に臨みました。

 

 

両チームのフォーメーションはこちら。

 

 

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試合結果は2-1でシティの勝利となりました。

 

得点者は以下の通りです。(カッコ内はアシスト)

前半40分 シティ:アグエロ(ベルナルド・シウバ)

後半19分 リバプール:フィルミーノ(ロバートソン)

後半27分 シティ:サネ(スターリング)

 

 

リヴァプールは今季初の敗戦を喫し、2位シティとの勝ち点差は4に縮められ、まだまだ優勝の行方は分からなくなりました。

お互い4-3-3のミラーゲームとなり各ポジションでマッチアップする選手に付く形になりましたが、やはりシティに比べればリヴァプールの方がゾーン1からのビルドアップが稚拙で、シティのプレッシャーに負けてしまうシーンが多くありました。

アリソンからのロングフィードは全く決まっていなかったですし、CB、SB、アンカーを絡めたビルドアップでもシティの方が当然一枚上手という印象でした。

ヘンダーソンがCBからボールを引き出してSBやIHに受け渡すシーンは少なかったのに対しシティのフェルナンジーニョやD・シルバは下りてきてCB、SBとトライアングルを複数作りながらフリーになり、アイソレーションしたWGへボールを送るといったシーンが何度かありました。

リヴァプールは前半17分に見られたようなサラーが下りてマネがCB間に絞って裏へ抜け出す決定機で先制出来なかったのが響いたでしょうか。アウェーですし。

 

パッキング・レートを用いた分析は後述するとして、ここでは前半27分のシティのお手本のようなビルドアップを取り上げます。

 

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①CB、GKの3人でパスを何回か繰り返し、フィルミーノやマネを動かします。

この時、フィルミーノはCBからフェルナンジーニョへのパスコースを切り、マネはCBからダニーロへのパスコースを切ります。

 

②B・シルバには基本的にミルナーが付いていく形を取っていましたが、マンマークでぴったりつくというよりはアグエロへの縦パスも警戒していた為そこまで距離は近くありませんでした。そこでB・シルバはヘンダーソンとの間にポジションを取り、相手選手の距離が離れたところで10mほど下りていきストーンズからパスを引き出します。

 

ストーンズはパスを出す直前にマネを釣りだすようにしていたため、ボールを受けたB・シルバはフリーのダニーロへダイレクトで横パス

 

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④⑤アグエロがスッと下がっていきボールを受け、ダイレクトでストーンズへ戻す

この一連の流れでミルナーはボールを受ける選手にアタックし続けるがB・シルバ、フェルナンジーニョがフリーに。ヘンダーソンはボールウォッチャーになり、センターサークル付近で見ているだけ。

 

⑥B・シルバはストーンズからもう一度ボールを受け、どフリーとなったフェルナンジーニョへダイレクトでパスを送る。

 

フェルナンジーニョスターリングがアイソレーションしているのを確認し、鋭い縦パスを供給。スターリングはロバートソンと1対1の局面を作り出し、シティの決定機へ。

 

 

この一連の動きはシティの十八番といいますか、良くシティの試合を見ておられる方ならお馴染みのシーンです。

リヴァプールは守備時にも比較的陣形を崩さずに前からプレスに行きますから、シティの相手を動かすプレーにどうしても揺さぶられ、そこから両WGにボールを渡されTAA、ロバートソンと1対1の局面を多く作られていました。

シティの2得点ともサネのドリブルが非常に効いてましたからね。アーノルド、ロブレンはかなりやられていました。

 

 

その他気になったところとして、ちょっと図示はしにくいのですが、リヴァプールで最近しっかり効果を発揮している守備として、相手のFK時にしっかりオフサイドが取れている点に注目していただきたいです。

 

アーセナル戦の前半27分

シティ戦での前半20分

 

きっちりラインが揃っており、両方とも相手はファーサイドに固まって頭に合わせる狙いがあったようですが、蹴る瞬間までラインを下げていないのです。

ファン・ダイクの位置はニアとファー両方の場合があるので彼が必ずラインを見ているという訳でも無さそうですが、この守備の改善は相手のチャンスを潰す意味でも大きな役割を果たしています。

今後も何か決まりごとがないかチェックしていきます。

 

 

最後に、両チームのこの試合でのパッキング・レートは以下のようになりました。

 

↓パッキング・レートについて説明した記事はこちら↓

 

 

結果は、

 

マンチェスターシティのoffense point:566

リヴァプールのoffense point:452

 

やはり、シティの方が高い点数となりました。

試合を観ていても、CBからの縦パスがリヴァプールに比べ明らかに多く、ゾーン3のハーフスペースに侵入し、折り返してのシュートの再現性の高さには驚くばかりです。

リヴァプールはフィルミーノが下りてきてボールを収める回数が少なかったため、サラーやマネがシティのゴール付近でボールを持つ時間はそれほど多くなかったように感じました。

シティ相手にボールを保持できるチームはいないでしょうから、パッキング・レートも必然的に負けてしまう傾向にはありますが、もう少し守備の開始を早め、B・シルバを抑えたかったところです。。。(ミルナーは負傷明けでそこまで走れなかったか・・・)

 

 

プレミアリーグも二巡目に入り、これからCL決勝TLやカップ戦も再開し、選手たちにも疲労の度合いが色濃く出てくる頃だと思います。

リヴァプールにはCLで優勝狙って欲しいのはヤマヤマなのですが、まず第一優先にリーグ制覇を成し遂げて欲しいです。

そのためにも、これ以上DF陣の負傷は避けたいところ。ゴメスとマティプの早期復帰が望まれます。

また、ヘンダーソンファビーニョ、ケイタ、ワイナルドゥムといった中盤の選手たちには、守備時に即時奪回を目的としたボールハンターとしてだけではなく、CBからのボールの引き出しとサイドへのボールの配給役となる活躍に期待したいです。(フィルミーノ依存は致し方ないですが。。。)

過酷なプレミアリーグで優勝するためには、ボールを保持して相手を動かし崩す攻撃も出来なければいけませんから。

 

 

では、また。