スーパーハードワークサッカー

京都サンガF.C.の試合レビューが中心。たまに観戦記。

納豆はご飯のお供だけじゃない!~アウェイ水戸戦納豆を巡る旅~

 

皆さんこんにちは、Ryu-Yです。

 

先日のプレビューで書いたように、水戸ホーリーホックとの試合を観に行ってきました。

www.superhardwork.com

 

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結果から先に言うと、0-3の完敗。

京都サンガの強みであるDFラインからの攻撃の組立てが夏場に入って乱れています。選手層が厚くないことが祟り、特定の選手に負担が偏っています。身体も頭も疲弊していることで判断ミスや技術的ミスにも繋がります。

変わって入った選手がうまくチームにフィットしていないことも続いており、シーズン後半に向けての大きな課題が顕在化する形となりました。

 

「苦しい時こそ現実を見て改善しろ!」という賢人の方々もおられるでしょうが、ここらでひと息入れませんか。お盆が明けて仕事復帰して現実を嫌でも見なきゃいけないでしょうから、旅と食べ物の話でもしましょう。

 

 

 

 

まず水戸へ行く前に、下妻のJAに立ち寄りました。

 

お目当てはこれ。

 

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幸水梨!!!

 

妻が無類のフルーツモンスター(果物が好きで好きで堪らない人のことを勝手にこう呼んでいる。ちなみに果物は糖分多めなので食べ過ぎ注意)なので寄り道がてら。

 

私自身も二十世紀梨よりは幸水派なので、この下妻の梨は大好物。

甘さとさっぱり感が丁度良いバランスで、暑いこの時期にピッタリです。

 

その後、水戸に移動して昼食。

 

OWL Forestメンバーである円子さん(https://twitter.com/maruko2344)に紹介された山翠(http://www.sansui-mito.com/)へ。(食に夢中で特に写真ありません笑)

 

冬がメインであんこう鍋が絶品とのことですが、夏はあんこう氷鍋なるものがありました。私は無難にランチメニューの天ぷらうどん&まぐろ丼を注文したのですが、これが大ボリュームで絶品!

1000円でお腹いっぱい食べられます。あんこうの唐揚げもなかなか美味しかったです。

夏場はお店ガラガラなので、普通にランチ食べるお店としてもおすすめです。

 

 

 午後は観光。

水戸といえば日本三名園の一つである偕楽園が有名ですが、8月のクソ暑い時期にとてもじゃないけど行けたもんじゃありません。

ただ、徳川御三家を少しでも感じたいと思い弘道館に行ってきました。(暑すぎて写真を撮る気にもなれず、畳の写真しかありません申し訳ございません)

 

弘道館とは江戸時代に作られた藩校のことで、現在の総合大学にあたる教育機関です。

水戸藩第9代藩主である徳川斉昭が推進した藩政政策の一環として設立され、自然学、大日本史、医学など様々な教育の発展に寄与したとされています。

 

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畳の縁にも葵模様が。徹底されています。

 

 

この弘道館の周りには幼稚園、小学校、中学校、高校が点在しており、今でも城下町の歴史を感じながら子供たちが学校へ通っています。

 

 

 

 

 

さて、ここまで前回の記事、今回と水戸についてかなり調べて観光もしたのですが、やっぱり水戸と言えば!のアレを忘れてはいけませんよね。

 

 

そう!!!納豆!!!

 

毎日納豆を食べるほど納豆モンスター(?)の私としては、納豆を語らずして水戸旅行記を終えるわけにはいきません。

 

 

そもそもなぜ、水戸は納豆が有名なのでしょう。大豆がたくさん採れるからでしょうか。

 

 

まず、納豆の起源については諸説あるのですが、

・弥生時代に住居に敷いてあった藁に大豆が落ちて発酵して納豆になった

・聖徳太子が馬のエサ用にとっておいた藁に包んだ大豆が自然と発酵して納豆になった

・戦時中に食糧難で農民たちから兵士に大豆を藁に包んで献上したら、数日後に発酵して納豆になっていた

 

時代についてもばらつきがあるのですが、共通しているのは

 

「煮た大豆を藁に包んだら発酵して納豆になった」

 

ということです。

 

なぜ、藁が不可欠なのでしょう。

 

納豆を作る為には40℃程度で発酵させる必要がありますが、発酵を促す「納豆菌」と呼ばれる菌が必要です。

納豆菌は空気や土壌にも多く含まれているのですが、米を刈り取った藁にも多く住み着いています。

すなわち、煮た大豆を食べようと持ち運ぶために藁に包んでいたところ、発酵して糸引く大豆=納豆が生まれたという訳です。

 

今ではこの納豆菌を培養できるようになったため、衛生面や生産性を考慮してパック売りでも作られるようになりました。

 

では、水戸といえば納豆!になったのはなぜでしょう。

 

 

水戸が納豆で有名になったのは明治に入ってから。

当時は行商たちがお得意先の家に一軒一軒回って売り歩くスタイル。これでは非効率的で、多くの数を売りさばくことは出来ません。

その状況を変えたいと立ち上がったのが、「水戸天狗納豆」の創業者である初代笹沼清左衛門。

彼が水戸駅でお土産として販売したのをきっかけに、爆発的に全国に「水戸納豆」が知れ渡ることになったそうです。

 

また茨城県が農業が盛んで大豆を多く作られていたことも、水戸納豆の普及に大きく寄与したと言われています。

 

当時から戦略的に「水戸と言えば納豆!」のプロモーションを行っていたことが窺い知れます。

 

 

さて、ここまで歴史を知れば、あとは食べるのみ!!!

 

今回駅ビルにて気になった納豆3種の食べ比べをし、それぞれの納豆に合った食べ方のシチュエーション提案をしていきます。

 

今回食べた3種は、

<水戸納豆製造㈱>

・雪あかり 267円

・紅ずきん 360円

・青神楽 290円

 

 

 

-雪あかり-

・宮城県ミヤギシロメ大豆使用

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大豆は茨城県産ちゃうんかい!というツッコミが入りそうなところですが、納豆に合った大豆を日本全国から選抜したとのこと。

なんちゃら賞も受賞していますが、私はこの手の賞はモンドセレクション的な疑いもあると思っているので、自分の舌を信じます。

 

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100回混ぜたあとがこちら。

色合いは思ったより白くなく、ふわふわ感が一般的なパック納豆よりもかなりあります。

 

食べた感想としては、味はこれぞ納豆!という感じで、とくに変わったところはないです。豆というよりタレを引き立たせるために大豆の味はあまり主張しないよう作られているように感じました。特徴的なのは豆の食感。固めに煮てありかなり食べ応えがあります。50gでも結構お腹にたまります。

 

~おすすめシチュエーション~

お腹が空き過ぎて起きた遅めの朝、アッツアツの白ご飯と共に

 

 

 

-紅ずきん-

・山形県産紅大豆使用

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雪あかりとは打って変わって赤い大豆を使用した納豆。山形には紅大豆というものがあるそうです。

 

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100回混ぜてみました。おおう、、、明らかに赤い。まるで小豆のようです。小豆よりは勿論かなり大きいのですが。意外なのは、雪あかりよりふわふわしてます。混ぜている段階から軽い口当たりなのが容易に想像できます。

 

味はこちらも一般的な納豆と変わらず、あくまでタレで味付けしているといったところ。豆が柔らかめでさらさらっと食べられます。納豆に豆感を求めている人は少し物足りないかもしれません。私は、納豆はご飯とかには掛けずそのまま食べたい派なので、このくらいがちょうど良いです。

 

~おすすめシチュエーション~

疲れて帰ってきた平日の夜、冷蔵庫の余りものでおかずが物足りない時のちょい足しに

 

 

 

-青神楽-

新潟県産吉川青大豆使用

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こちらは青大豆。豆が他の2種よりも若干小ぶりです。

 

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100回混ぜました。

 

ん?食べた瞬間に感じる違和感。

 

まるでたこわさみたい。。。

ご飯というより、、、

お酒に合うなこれ、、、

 

おつまみ的役割な納豆・・・!

 

~おすすめシチュエーション~

金曜の夜、お気に入りの日本酒と共に

 

 

 

 

ご飯にかけるだけじゃない納豆の楽しみ方を皆さんもどうぞ。

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

P.S.

納豆なんて臭くて食べられへんわ。。。という方はこちら↓

 

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干し芋ほんと美味しいです。

おすすめは「べにはるか」で、独特のねっとり感と自然な甘みが堪能できます。