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京都サンガF.C.の試合レビューが中心。たまに観戦記。

2019シーズンJ2第12節京都サンガF.C. VS 横浜FC観戦記~鬼門ニッパツで感じたサンガの成長~

 

皆さんこんにちは、ryuです。

 

 

GWも終わってしまいましたね。

リヴァプールファンでありながら5/8早朝に行われたチャンピオンズリーグ準決勝2ndLeg リヴァプール-バルセロナを寝過ごすという失態を起こしてしまったのですが、、、気を取り直して試合観戦記を書いていきます。

 

5/5(祝・日)

横浜FC VS 京都サンガF.C.@ニッパツ三ツ沢球技場

 

 

私は転勤族で1~2年の間で住む場所を転々としているのですが、現在は神奈川県横須賀市に住んでいます。

サンガの試合を観にホーム西京極に行くことがなかなか出来ない代わりに、関東にはサッカークラブが多数ありますので各地のアウェイ旅を楽しんでいます。

 

ニッパツには3年連続で行くことになり、さすがに駐車場の位置もしっかり把握。慰霊塔近くの臨時駐車場から10分もしないうちに競技場入口へ着きます。

この日は臨時駐車場もかなり埋まっていて、やはり連休中ということもあり観客数も多いのでしょうか。この日は平成生まれ招待キャンぺーンなるものを催していたようで、私も平成生まれなのですがホーム自由席のみということで断念。

 

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幹線道路が近くにあるのですが、公園内に入ってしまえばのどかです。

スタグルの数は定番もののみで割と少な目、イベントもこれといって無しということで全体的にスタジアム周りの盛り上がりには正直欠けます。

横浜FCは長年集客面で苦労しているようで、なかなかスタジアムで圧倒的な雰囲気を、というところには達していません。神奈川県にはたくさんJクラブがありますからね、いくら横浜フリューゲルスを源流としているといっても横浜F・マリノス、川崎フロンターレに持っていかれるのも致し方ないと思います。

 

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スタジアムのすぐ隣に市民病院を建設中のようです。

上の階に上るとピッチが丸見えなんですが、これは大丈夫なんですかね。

週末は応援で賑やかになりますけど、入院している方から苦情とか来ないですかね。

ホテル、商業施設をスタジアム近くに併設はよく聞きますけど、病院は色々心配になります。。。

 

 

ここ2年はゴール裏から観戦していましたが、今年はメイン自由席のチケットを購入しました。

 

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マッチデープログラムの表紙はやはり松井大輔。

横浜FCに行ってからSBをやったり、リベロをやったり新境地を開拓しているようです。技術のある選手であることは間違いないですし、タヴァレス監督からの信頼も厚いようです。

 

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ちょっと分かりづらいんですが、選手ウォーミングアップ前にサポーターが肩を組んで「飛び跳ねろ」をやってました!

アウェイで、しかもこのタイミングでやるとは思っていなかったです。

試合中も終始大きな声援が飛んでいましたし、私はゴール裏ではなかったですけどサンガサポーターを誇りに思った瞬間です。

 

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選手入場時の様子です。

やはり建設中の市民病院が目立つ。。。笑

 

 

試合の方はというと、前半12分に石櫃のピンポイントクロスからシーズン初先発の大野のダイビングヘッドにてサンガが先制。見事先発起用に応えます。

前半ATに自陣でのミスから同点に追いつかれ嫌な雰囲気が流れるのですが、

後半開始早々にCKのこぼれ球を仙頭の豪快な左足で勝ち越し!

その後、後半25分にも前線からのプレスで重廣が相手GKとの1対1を冷静に決め、3-1で見事勝利!

シーズン初の3得点、2点差勝利となりました。

引用:YouTube

 

今シーズン一番の会心の勝利だったのですが、単純に良い試合だったというだけではなく、チームの成長が凄く感じられる一戦でした。

football labの集計によると、パス数は横浜FCが463本に対し、サンガは428本。おそらく今シーズン初めてパス数で相手より下回りました。ただ、相手にボールを回され動かされていたかというとそうではなくて、横浜FCは最終ラインでボールを回しつつ、しょうがないから2トップのイバ、戸島にロングボールを蹴りセカンドボールを回収する淡白な攻撃をさせることに成功しました。ただ、サンガのCBは本多、安藤の低身長コンビですので、どうしても競り合いで負けるシーンもあります。そこで、試合中の実況の方もおっしゃっていましたが、サンガはボールを奪われた直後=ネガティブトランジション時にボールホルダーにアタックすることによりボールを再奪取。ショートカウンターを発動するシーンが多くみられました。

 

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両チームスカッド

 

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前半31分頃のシーン

本多の持ち上がりを奪われますが、ボールを持ってターンしたレアンドロ・ドミンゲスに福岡が猛烈なプレスでボールを奪い返すことに成功。重廣の決定機へと繋がります。

他にも、CK時には仙頭がレアンドロ・ドミンゲスにぴったり付き、カウンターを遅らすことに成功しています。

3点目のシーンとなったヨンアピンや田代へのアタックも同様です。

 

相手陣内でボールを保持してゴールに迫る時には、左サイド:黒木、重廣、小屋松/右サイド:石櫃、福岡、仙頭の3人で三角形を作りながら前進、

相手にボールを奪われた時には福岡、仙頭、重廣辺りがボールホルダーにアタックしてボール再奪取を狙う。

また、大野の特徴として先制点のシーンのようにクロスに対してニアに飛び込む動きが得意なことが挙げられますので、石櫃のクロッサーとしての特徴が生かされました。

大野を下げて闘莉王投入時はCFとしての投入となりましたが、彼が最前線だとどうしても相手へのファーストプレッシャーが甘くなりボールを自陣まで簡単に運ばれてしまいますので、すぐに5バック真ん中に配置替えしたのは賢明な判断と言えるでしょう。

 

 

また、シーズン前はタレント不足と懸念されていたCFの人選が熾烈になってきました。

今節の大野は得点を挙げアピール、一美はボールを収めることができゴールへの意識が高い、宮吉は現状1Gと物足りないが前線でのフリック等周囲とのワンタッチプレーは秀逸、エスクデロは他の選手にはない突破力がある。

選手間の競争が激しいのは昨年との大きな違いですし、チームが成長する為には必要不可欠な事です。

 

 

 次回は月末の山口戦、ファン感謝デーの様子をレポートする予定です。

 

 

 

では、また。

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※重廣バースデーゴールおめでとう!